2025.10.12
【新潟市】水産練製品でトップクラスのシェアを誇る上場メーカー「一正蒲鉾株式会社」
こんにちは。リージョナルキャリア新潟のコンサルタント、中村です。
新潟といえば、米菓や日本酒といった米を原料とする加工業が盛んです。しかし、豊かな自然資源を活かした食品産業は米加工品だけではありません。たとえば、漬物作りや水産練製品の製造業も地域に根ざしており、山と海の恵みが、新潟の食文化を広く支えているのです。
今回ご紹介するのは、新潟市を拠点に全国展開する「一正蒲鉾株式会社(いちまさかまぼこ)」です。同社は、メーカーシェアNo.1の「サラダスティック」をはじめ、小売店向け水産練製品を幅広く展開しています。
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(画像引用:一正蒲鉾株式会社公式HP)
一正蒲鉾株式会社とは?
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(画像引用:一正蒲鉾株式会社公式HP)
【本社】
新潟県新潟市東区津島屋七丁目77番地
【工場】※新潟県のみ抜粋
■本社工場:新潟県新潟市東区津島屋七丁目77番地
■本社第二工場:新潟県新潟市東区津島屋七丁目77番地
■聖籠工場:新潟県北蒲原郡聖籠町位守町160-30
■東港工場:新潟県新潟市北区白勢町97-4
■山木戸工場:新潟県新潟市東区山木戸7-3-6
■栽培センター:新潟県阿賀野市十二神77-6
【創業】
1965年1月
【従業員数】
925名(2024年12月時点)
【売上高】
345億円(2025年6月期)
【事業内容】
水産練製品の各種惣菜の製造販売、きのこ類の生産販売 他
【公式HP】
一正蒲鉾株式会社 企業サイト
1965年創業の一正蒲鉾社は、水産練製品を提供する食品メーカーです。この印象的な社名の由来は、はじまりを意味する「一」に、創業者 野崎正平氏と現社長 野崎正博氏の名前一文字「正」を組み合わせたもので、企業の原点にある志がしっかりと感じられます。
創業以来、"お客さまに愛される味づくり"を追及してきた同社は、1974年にカニ風味かまぼこ「かに太郎」を発売しました。後にメーカーシェアNo.1となるかにかまの歴史はここから始まり、同社の代替シーフード技術はさらに進化していきました。そして現在、この代替シーフード技術と先進的なテクノロジーを組み合わせ、水産資源の保護や食料危機などの様々な課題の解決に向けて取り組んでいます。
今では海外にも拠点を持つグローバルな食品メーカーへと成長した一正蒲鉾社。その挑戦し続ける企業姿勢には、業界をリードする力強さが宿っています。
食を通して持続可能な社会の実現を目指す
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(画像引用:一正蒲鉾株式会社公式HP)
一正蒲鉾といえば、メーカーシェアNo.1のカニ風味かまぼこ「サラダスティック」が有名です。他にも鰻の蒲焼風かまぼこ「うな次郎」や、牛乳2本分のカルシウムが入ったスナック菓子「カリっこいわし」、ゴマ豆腐などのレトルト惣菜類など、小売店向けの水産練製品を中心に幅広く製造・販売しており、水産練製品業界では第2位のシェアとなっています。さらに1996年からまいたけの生産も行っており、こちらも業界3位のポジションを占める主力事業です。
2015年に創業50周年を迎えた同社は、東証一部に上場し、現在は東証プライム市場に移行しています。そして、新しいステップへのチャレンジとして、大学との産学共同研究や減塩商品の開発など、健康的な食生活の質を高める取り組みも始めています。減塩仕様のカニカマや豊富なたんぱく質が手軽に摂取できるカニカマバーなど、健康に特化しつつ美味しさにもこだわった製品は、ヘルシー志向なライフスタイルにもぴったりですね。
また、学校への出張授業や工場見学、食卓レシピ発信など、子供たちの食育にも積極的に取り組んでいます。ただ美味しい商品を作るだけでなく、食を通して持続可能な社会の実現に向けた一正蒲鉾の挑戦は、食品メーカーとしての誠実な姿勢がうかがえます。健康的な食生活に関心をお持ちの方はもちろん、子供たちの未来をより良いものにしたいと考えている方にぜひおすすめしたい企業です。
一正蒲鉾株式会社の求人情報
現在、一正蒲鉾では以下のポジションで積極的に採用を行っています。
※「2025年10月28日」時点の求人情報となります。閲覧されるタイミングによっては掲載が終了している場合もございますので、あらかじめご了承ください。
当社「リージョナルキャリア新潟」は、一正蒲鉾株式会社と連携し、最新の採用情報をご案内いたします。新潟で業界トップクラスの食品製造に携わりたい方、水産資源の保護や食糧危機などの社会課題に関心がある方は、ぜひリージョナルキャリア新潟へご相談ください。