2025.07.30
【新潟発】半導体電子材料・電子部品分野で世界的評価を得る上場メーカー3社を紹介
こんにちは。リージョナルキャリア新潟のコンサルタント、中村です。
最近、半導体関連メーカーへ転職を希望される方々と接する機会が増えています。ただ、よく耳にするのが、「新潟って電子材料・電子部品分野のメーカーがあまりないですよね」という声です。
自然資源の豊かな新潟県は、江戸時代に交通の要衝として栄え、農業や観光、工芸など、多様な産業が育まれてきました。こうした伝統的な分野が新潟の地域経済を支え続けてきた一方、新たな産業基盤も広がりを見せています。そして、半導体電子材料・電子部品分野で今、目覚ましい成果を上げている企業があるんです。
そこで今回は、世界的に高い評価を得ている電子材料・電子部品分野の上場メーカー3社をご紹介します。新潟県へのU・Iターン転職を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
新潟県でおすすめの電子材料・電子部品メーカー
■信越化学工業株式会社
・従業員数:26,004人(2024年4月)
・売上高:2.5兆円(2024年度)
信越化学工業は、日本が世界に誇る化学メーカーです。電子材料や生活環境基盤材料をはじめ、幅広い事業を展開しており、特に半導体の材料であるシリコーンは国内トップクラス、世界でも高いシェアを獲得しています。同社は「最適地生産」という考えのもとグローバル展開を強化しており、2024年3月時点の海外売上比率は78%にものぼります。
上越市にある直江津工場は、工場の中で最も古く、最大規模を誇る国内製造拠点です。ここでは主要製品であるシリコーンの製造はもちろん、半導体の回路パターン形成に欠かせないフォトレジストの生産にも注力しており、日本と世界の産業を支える重要な架け橋と言えるでしょう。
(画像引用:信越化学工業株式会社HP)
■TOPPAN株式会社
・従業員数:連結 53,712人(2024年3月)
・売上高:連結 1兆6782億円(2024年3月)
TOPPAN株式会社は、TOPPANグループの中核企業です。印刷技術を応用した製品開発力を強みとし、半導体パッケージ基盤やフォトマスク、機能性フィルムなどの開発・製造を行っています。
本社は東京ですが、新潟県新発田市に工場を設けており、世界水準のモノづくりに最適な職場環境が整っています。また、パートナーシップの柔軟性が高く、グローバル展開に適した企業体制は同社ならでは。安定した成長基盤と挑戦を後押しする環境が両立しており、やりがいを実感できるのが大きな魅力です。
(画像引用:ホーム|TOPPAN株式会社HP)
※「2025年7月30日」時点の求人情報となります。閲覧されるタイミングによっては掲載が終了している場合もございますので、あらかじめご了承ください。
■株式会社MARUWA
・従業員数:1,332人(2025年3月)
・売上高:718億円(2025年3月期)
MARUWAは新潟県上越市に2拠点の工業を構えるセラミックメーカーです。江戸時代、新潟の伝統工芸である陶磁器の製造をルーツとしながら、高度経済成長期の1960年代に電子部品分野に進出した、まさに新潟産業の歴史を体現する地域密着企業です。
現在、半導体・通信・自動車向けセラミック製品を中心に展開しており、高熱伝導基板においては世界シェアNo.1の実績を持っています。そんな同社の強みは、材料開発から最終製品の製造・提供までを一貫して担う独自のスタイル。創業時から変わらないモノづくり精神が、今も優れた材料技術力を支え続けています。
(画像引用:株式会社MARUWA HP)
※「2025年7月30日」時点の求人情報となります。閲覧されるタイミングによっては掲載が終了している場合もございますので、あらかじめご了承ください。
新潟県で半導体メーカーの転職は「リージョナルキャリア新潟」にお任せください!
いかがでしたか。今回は、電子材料・電子部品分野で世界的に高い評価を得ている上場メーカー3社をご紹介しましたが、新潟県には他にも半導体関連の企業がたくさんあるんです。
中には、TOPPAN株式会社のように県外に本社があるメーカーでも、新潟県の自然豊かで広大な土地に魅力を感じ、工場を設けている企業もあります。
新潟県へのU・Iターン転職を検討されている方、そして半導体関連メーカーで働きたい方は、ぜひリージョナルキャリア新潟までご相談ください。