転職成功者インタビュー

株式会社スノーピーク
川谷航さん(仮名・総務法務) 35歳

チャレンジ精神あふれる地元企業で、忘れかけていたやりがいを再発見。

大学院で法律を学んだ後、長野の企業に法務担当として就職した川谷さん。5年目を迎えた頃から法務の仕事が減少し「もっと自分の知識と経験を活かせる、やりがいのある仕事がしたい」、そう考え、新たな活躍の場をふるさとで探す決断をする。そして出会ったのが新潟から全国や海外に展開中のアウトドア総合メーカー、株式会社スノーピークで法務部門を立ち上げる仕事だった。

「毎日忙しくなりましたが、むしろ大歓迎。自分の存在意義をいまは感じることができています」と話す川谷さんの表情には充実感があふれていた。

※本記事の内容は、2019年5月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
1回
活動期間
エントリーから内定まで186日間

転職前

業種
精密機器関連メーカー
職種
法務
業務内容
法務業務全般

転職後

業種
アウトドア総合メーカー
職種
総務・法務
業務内容
総務全般・法務部門の立ち上げ

結婚と同時にUターンを意識。業務の減少が決断のきっかけに。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

アウトドア総合メーカー「スノーピーク」で、総務と法務を担当しています。仕事内容は総務全般からさまざまな契約書の作成、会社が所有する商標や不動産の管理、各部署からの法務的な相談への対応など、多岐にわたっています。

入社前のご経歴を教えてください。

出身は新潟で、大学と大学院で法律を学んだ後、弁護士・検察官をめざして司法試験を受験。しかし希望は叶わず、就職することにしました。法律の知識が活かせる企業を探していたところ、たまたま見つけたのが長野県にあるメーカー。その会社に就職し、長野にある本社で現在と同じような法務の仕事をしていました。

転職したきっかけは?

就職してまもなく結婚。妻も自分と同じ新潟出身なので「子どもができたら、自分たちが生まれ育った新潟で子育てがしたい」と考えるようになりました。それに私は長男ですので、いつかは帰らなければいけない、という気持ちも少なからず持っていました。

実際に動き出すきっかけになったのは、法務の仕事が減ってきたことです。毎日が単純な書類のチェックばかりという状況になり、仕事に対するモチベーションがどんどん下がっていきました。それで転職を考えたときに「どうせ探すのなら、新潟で探してみようか」と思いついたんです。それが会社を辞める半年前でした。

転職活動はどのように進めましたか?

まずは、転職サイトを探すところから始めました。新潟に戻るのが前提だったので、新潟に特化しているところがいいと考え、まずはリージョナルキャリア新潟にエントリー。他に、全国的な大手転職サイトにも登録しましたが、結局、リージョナルキャリア新潟から2社を紹介していただき、今の会社と出会うことができました。

今の会社に決めたポイントは?

新潟で働くのなら「これが自分たちの製品だ!」と胸を張って言えるものを売っている会社で働きたいと思っていたので、スノーピーク社はそこに合致すると感じました。お客さまが本当に喜ぶもの、自分たちが欲しいものを作る、という会社のポリシーが魅力的でしたし、向上心の高い従業員が多いと聞き、ものづくりをサポートする側としても、わくわくしながら働けると思いました。

もう1つ決め手になったのは「法務部門を作るのを手伝ってほしい」というお話をいただけたことです。法務の仕事ができるだけでなく、部門そのものの立ち上げにも携われる、という点にも大きなやりがいを感じたので、活動の途中からスノーピーク社一本に絞っていました。

ただ、面接のとき、山の上のキャンプ場のど真ん中に本社があることには驚きましたね。建物も特徴的で、入口がすぐにわからずに迷ってしまいました。でも、私は自然に囲まれた環境が好きだったので、かえってそれも好印象でしたが。

Uターン後に子どもも誕生。慣れ親しんだ地元で子育てをする夢も実現。

転職していかがですか?

法務担当者は、私一人。しかも文字通り、ゼロからのスタートなので、最初は契約のひな型もほとんどないような状態だったんです。それで役員にこれまでの経緯を聞いたり、いろいろな部署にヒアリングを行いながら、必要書類のひな型など、法務部門としてのベースを作るところから仕事を始めていきました。結果、最初の1年間で作成・審査した契約書や依頼された法務相談の件数は、240件にのぼります。

それと同時に、入社してすぐ、海外での大きな案件も任されました。面接のときには、「うちには難しい案件はないかも」と聞いていたのですが、まったくそんなことはなかったです(笑)。結果、その案件は半年かけて解決させました。

当社は製造から販売まで手がけているうえ、国内外やグループ会社まで含めると、法務の出番はかなり多いですね。今も忙しい日々が続いています。複雑な案件は外部に委託していたようですが、私が入社したことで内製化できるようになったと、経営陣にも喜んでもらえているようです。

生活面の変化はありましたか?

今は車で約40分かけて通勤しています。実家がある新潟市までは、高速を使って40分~50分ほど。長野にいたときよりも格段に近くなったので、実家にも顔を出しやすくなりました。

Uターン後のいちばん大きな変化は、子どもが生まれたことだと思います。両親もすごく喜んでくれていて、孫の顔を見るために、私が仕事をしている間によく来ているみたいです(笑)。私たち夫婦としても、サポートしてもらえる環境で子育てができるのは心強いです。

困ったことや課題はありますか?

三条市の土地勘はありませんでしたが、自分たちが生まれ育った県ではあるので落ち着きますね。休日は三条市の探検を兼ねて、家族でドライブや散策を楽しんでいます。

現在進行形の課題としては、仕事が忙しくなったぶん、帰りが遅くなったことです。仕事の効率を上げて、もう少し早く帰れるようにしていきたいと思っています。会社にも、法務部門の人数を増やしてもらうようお願いしたところ、二人増えることになりました。

転職して良かったと思うことは?

会社の雰囲気が良いことです。皆が自分たちの製品に誇りを持って働いている。その一員として働けることがうれしいです。社員がやりたいことを、法務の面からいかにうまく実現させられるかが自分の仕事。そう思っているので、モチベーションはすごくありますね。

また新潟に戻ってきて、より落ち着いた生活ができるようになったと感じています。だんだんと歳を重ねる両親のそばにいることができ、私自身も安心できました。また、新鮮な魚や米、日本酒など、日本海側ならではの食べ物のおいしさも感じています。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

今回の経験を通じて「“地方だからやりたいことができない”ということはない」、と感じました。地方にも魅力的な会社はたくさんありますし、そういう会社を効率よく見つけるためにリージョナルキャリア新潟のような地域に密着した転職支援会社を利用するのはとても良いことだと思います。

単に求人案件を紹介してくれるだけなく、こちらが知りたい情報をいろいろと提供してもらえるので、その会社のことがよりリアルに見えてきます、そのうえ待遇面の交渉もしてくれるなど、サポートも手厚かったので、とても助かりました。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
皆川 暁洋

法務という専門的な仕事をご希望されていた川谷さん。法務部門を単独で持っている企業は新潟県内ではそう多くはありません。その為、ポジションの少なさもご本人も十分ご理解した上での活動でした。

上場を果たし、成長を続けるスノーピーク社での法務部門の立上げは、専門性を追求し力をつけていきたいというご本人の志向にマッチしていると強く感じました。川谷さんの充実感に溢れていらっしゃる笑顔を見て、こちらも嬉しい気持ちになりました。

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